車査定のQ&A

査定時に気になる質問とその答え

車の査定で気になる質問を買取店経営者に尋ねてみました。

Q:買い取り額が店頭で小売りされている価格と極端に違うのですが?
A:人気車種の場合は、買い取り店にとって在庫期間が少なく低リスクとなりますので利幅は比較的小さくとりますので、高値を出すことも可能になりますが、逆に不人気車では売れるまでの期間が長くなるリスクもあり、比較的利幅を多めに必要が出てきます。このあたりも人気車かどうかのバロメーターになります。
Q:このメーカーや車種なら、査定にどこの買取店を入れた方が良いとかはありますか?
A:ディーラー系の買い取り店で自社製品の買い取りにメーカーからの奨励金が発生する事があります。また、ライバルメーカーでも奨励金が出るため上乗せされることはありますが、基本的には奨励金の発生は下取りの場合のみです。買い取りの場合はディーラー系で極端な差はありません。
Q:業界内で「高額査定を出してくる買取店」というのはありますか?
A:買い取り店での買値決定は、店にとって想定している利益を確保出来るかが鍵となります。会社方針に左右されますが、比較的に高値で買い取る店と言われているのは全国区の店舗ではなく地方店の事が多いです。規模が大きな企業ほど必要経費が多いからです。儲けを大きく取らないと企業は大きくなりません。
Q:もしもご自身の車を査定依頼に出す場合は、この店には査定に出すという買取店はありますか?
A:私が持って行くとしたら、ガリバーですね。かならず複数の営業所へ査定依頼を行います。店によって査定額が全く異なることが大きな理由です。新車を購入する予定であれば、先にディーラーでの査定を行うこともあります。通常ディーラーの利益は販売価格-仕切り価格の粗利です。それにプラスして、一定台数を販売すると支払われるスケールメリット型のインセンティヴです。新型車の発売時はメーカーから販売奨励金と称して1台下取るごとにインセンティヴが発生していることがあります。その分が査定価格に上乗せされていることがあります。下取り価格が書かれた見積書を持参して買取店に査定してもらえば、当然それ以上の価格を提示するしかありません。
Q:査定にかかる時間は1社当たり、大体どれぐらいかかりますか?
A:車を判断するだけでしたら時間は10~15分で十分ですが、実際は話し合いの時間を多く取ります。30分程度が目安とお考え下さい。
Q:車の査定では必ず立会いは必要になりますか?出張査定では時間の都合で立ち会えない場合、外観だけで査定してもらうという事も可能でしょうか?(車種や年式は一括ネット査定で入力済みとします。)
A:基本的に鍵をお預かりできない場合は査定が不可能です。ドアが開けられなければ見ることが出来ない部分や、室内の臭いなど外観でチェックが出来るのは、査定に必要な項目の1/10にも満たないからです。どうしてもと言われれば、事故歴有り・室内異臭・内装問題有りを前提での最低額を提示することになります。
Q:車の査定料は無料でしてもらえますか?有料になる場合や、または有料としている買取店もあるのでしょうか?
A:私の知る限り査定料を請求をする買取店はありません。ただし「出張無料査定」を謳っている中には、即決を迫られたときに断ると「買取をしない場合は査定が有料になる」などと言い出す悪徳業者もあります。この場合は詐欺行為に当たりますので、警察に相談する旨を伝えれば大丈夫でしょう。
Q:買取店側に安い値段で言いくるめられないように、最低限知っておいた方が良い事はありますか?
A:これは個人的見解ですが、自動車の売買に関してはプロと素人です。言いくるめられないようにと言うのはかなり難しいですよね。実際はそのスタッフの人柄と会社の方針を見極めるくらいしかありません。強いて言うなら、貴方が乗っているお車が"中古市場ではいくらくらいで売っているか"をカーセンサー・Gooなどの雑誌やウェブで売られているかをチェックすることをお薦めします。必ず色とグレード走行距離も似たものを探します。実際中古車を買うときは、車体価格の他に税金や名義変更に伴う手数料などもかかりますが、店頭価格だけをチェックして下さい。例えば店頭で100万円の値段が付いている車を「20万でしか買い取れません」と言われたら、流通過程でどの程度利幅を取るかを考えてもおかしいですよね。(一部の特殊な車などは除きます)とはいっても、流通過程での利幅は売れ筋の車以外は判断しにくいです。

参照:店頭価格から買取相場が分かる

Q:車査定で良く聞くトラブルにはどのようなものがありますか?また、それらを回避するためのアドバイスや注意点すべき点もお願い致します。
A:お車の車検証上の所有権がどうなっているかを必ずご確認下さい。ローンでお車を購入した場合、自動車販売店またはローン会社の所有権が付いている場合があります。この場合、名義変更のため名義人から所有権解除を行って頂く必要があります。事故による全損など特定の場合を除き、ローンの支払いが完了していないと所有権は解除をして頂けません。ローン残がある場合は、残債を一括で返済する必要があります。査定額が残債より高額な場合は相殺して差額を受け取る事が出来ますが、査定額が残債より小さい場合、逆にローン会社への支払いを完了する必要があります。多くの買取会社では、残債の支払いがスムーズに行える様にクレジットを用意しています。トラブルとしては、所有権を保有した自動車販売店が倒産・廃業などで所有権解除がスムーズに行えない場合です。名義人の譲渡証明・委任状が無いと、名義の変更が行えません。この場合弁護士を通しての名義登録業務となりますので、殆どの場合買取店の売却は不可能とお考え下さい。
Q:キャンセル料の請求は実際にあるものでしょうか?売買契約書に判を押してしまったのなら回避不可なのは分かりますが、口約束でも請求される事はあるのでしょうか?また、車売買の初心者では見落としがちな契約書の項目があれば併せてお願い致します。
A:例えばどうしようもない都合で手放せなくなった場合など、キャンセルとなる事が無いとは言えません。この場合は、契約上どうしようもないことが殆どです。店側が本部に買取実績を行った報告をする前であれば、営業所判断でキャンセルを受け付けて下さる場合も無いとは言えませんが、契約前に確認を怠ったユーザー側に責任はあります。よくあるのが、一旦買取を決めて売買契約書に押印したあとから「もっと高い買取店があった」などと言い出すお客さんです。正直迷惑以外の何者でもありません。口約束であれば法的にはギリギリの線です。揉めた場合はこちらが不利な状況ですが、実際は会社の評判を落とすことになりかねないのでキャンセル料を請求することはありません。見落としがちなのは「自動車税に関する項目」です。本来は当年の自動車税について、買い主は売り主に月割りで支払う必要があります。この欄が空欄になっていないかは必ずチェックが必要です。年度末以外は、総支払額が数万円以上の差になります。なお、自動車の売買契約書は市販されている形式があります。そこにはキャンセルも含め、出来る限り買取側に不利にならない様に書かれております。契約に関しての注意と言っても、実際はその会社・スタッフが信用できるかどうかになります。大手であればあるほど、会社の信用を大事にしますからそこが鍵です。
Q:車の売却先が決定した後はどのような流れで手続きは進んで行きますか?契約書に判を押す⇒書類を渡す⇒・・・⇒といった形で基本的な順序についてお願いします。また、車の場合は大金なので基本的には振込だと思いますが、確実に支払ってもらうために安心して事を進めるためにもらっておくべき書類や確認事項はありますか?、もしくは現金の受け渡しと同時に車体を引き渡すのが安全でしょうか?または名義変更書類の引き渡しと同時に代金をもらうなど、出来るだけの防御策をお願い致します。(万が一、代金をもらう前に倒産してしまうという事も考えられる為です。)
A:ユーザー側からすると車体を引き渡したら即現金になるとお考えでしょうが、少し考え方が違います。車屋さん同士のルールでは、書類と厳禁が引き替えです。これは他の項でも述べましたが、車体の価値ではなく所有権に価値があると判断するからです。※例えばローンなど分割購入をした場合、ローン会社に所有権があるときなどは事実上担保となっています。この場合車体が使用者の手元にあっても、法的にはその占有権しか主張できません。所有者は裁判所を通して車体の引き渡し命令を出すことが出来ます。逆に言うと、車体を引き渡しても書類が揃っていなければ"絶対"現金の支払いはして頂けません。これはユーザーとの取引でも同じです。ですから買取店では売買契約を結んだ後、名義変更に必要な書類を渡した時点で速やかに支払いを行います。殆どの場合は書類と車体の引き渡しを同時に行います。買取店の契約書にも「書類と支払いは引き替え」と記載されているはずです。尚、どうしてもという場合、殆どの買取店では振り込みではなく「現金による支払い」を承諾して頂けます。札束を見てみたい・持ってみたい方はお試し下さい。

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